イエスは追つい随ずい者しゃたちに，子こどもを持もつようにとも持もたないようにとも命めいじませんでした。イエスの初しょ期きの弟で子したちもだれ一人ひとり，そのような指し示じは与あたえませんでした。聖せい書しょのどこにも，受じゅ胎たい調ちょう節せつを明めい確かくに非ひとしている箇か所しょはありません。この点てんに関かんしては，ローマ 14章しょう12節せつの，「わたしたちは各おの々おの，神かみに対たいして自じ分ぶんの言いい開ひらきをすることになるのです」という原げん則そくが当あてはまります。

 ですから，夫ふう婦ふは，子こどもをもうけるかどうかを自じ分ぶんたちで自じ由ゆうに決きめることができます。また，何なん人にんもうけるか，いつもうけるかも，自じ分ぶんたちで決きめられます。もし夫おっとと妻つまが妊にん娠しんを避さけるために，中ちゅう絶ぜつを伴ともなわない避ひ妊にんをするとしても，それは個こ人じん的てきな決けっ定ていであり，その責せき任にんは二人ふたりが負おうことになります。 だれもその夫ふう婦ふを裁さばくべきではありません。―ローマ 14:4，10–13。