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人生に翻弄されていますか
あなたは若いころ,どんな目標を持っていましたか。結婚すること,何かの技能をマスターすること,やりがいのある仕事に就くことなどを望んでいたかもしれません。しかし,人生は必ずしも思い通りにはいかないものです。想定外の問題が生じて,計画がすっかり狂ってしまうこともあります。アンニャ,デリーナ,グレゴリーの場合がそうでした。
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ドイツのアンニャは,21歳の時にがんと診断され,今では家からほとんど出られない状態です。
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米国のデリーナは,ジストニア(ジストニー)という神経筋障害にかかっています。その上,障害のある兄たち3人の世話もしています。
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カナダのグレゴリーは,ひどい不安障害と闘っています。
そうした状況にもかかわらず,アンニャもデリーナもグレゴリーも,心穏やかに生活しています。どうしてそうできるのでしょうか。
聖書にはこんな格言があります。「あなたは苦難の日に自分が失望していることを明らかにしたか。あなたの力は乏しくなる」。(箴言 24:10)つまり,考え方次第で物事は違ってくる,ということです。消極的な気持ちに負けてしまう人は,自分にまだできることさえあきらめてしまいます。それに対して,積極的な考え方をする人は,力を奮い起こして問題に取り組もうとします。
アンニャ,デリーナ,グレゴリーの例を考えてみましょう。